アマネカ クラシックを使ってみた感想【AM01】

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1.アマネカ クラシックを購入してみた

アマネカ クラシックはフリーサイズブックカバーです。フリーサイズブックカバーと言われるとあまり馴染みがないかもしれませんが、

  • 文庫本から菊判までのあらゆるサイズの書籍のブックカバーに使える
  • 薄い本から厚い本まで、本の厚さに関係なく使える
  • ソフトカバーに限らず、上製本・ハードカバーの本にも使える

というものです。

「あらゆる(=あまねく)本に対応するブックバー=アマネカ」というキャッチコピーに惹かれて購入を検討しました。正直、新しもの好きで便利グッズというとオフィス用品やキッチン用品をよく買うのですが、耐久性が微妙だったり、実用性が乏しかったりして、辟易することが多々あります。しかし、アマネカ クラシックは久々の大当たりでした

<追記>フリーサイズブックカバーが便利だったため、日本で発売されているフリーサイズブックカバーのまとめページを作りました

1.1.アマネカ クラシックの購入前の不安点

アマネカ クラシックは3380円、ブックカバーとしては安くはありません(公式サイト:から購入することができます)。初めは購入を躊躇していました。その理由は

  • ①ブックカバーとしては決して安い値段ではないこと
  • ②口コミが少なく、使い心地等が不明瞭であること
  • ③本当に様々なサイズや厚さの本にフィットするのか?

という不安要素があったからです。少し詳しく説明します。

まずは①価格の面。3380円だと品質は最悪ですが安い本革のブックカバーを買うことができます。アマネカ クラシックに約3000円払う価値があるのかという不安がありました。

次に②口コミが高評価と低評価が入り乱れている点。布製のフリーサイズブックカバーの方が良いと芳しくない評判がある一方で、非常に良い買い物だったという口コミが現状です。

<追記>布製のフリーサイズブックカバーも買ってレビューしました(【レビュー】ベアハウスの布製のフリーサイズブックカバーを購入する前に読んでほしい)

最後に、③「本当にあらゆるサイズの本のブックカバーに使える」という都合のいいことがあるのかという疑問点。メーカーの誇張表現ではないかという猜疑心。

結論から言うとこれらの不安点は杞憂でした

2.アマネカ クラシックを購入した感想と良かった点

2.1.ブックカバーとしておしゃれで品質が良い

購入時はOPPにラッピングされており、中に使い方の説明書が内封されています。全体的におしゃれな包装です。

アマネカクラシック購入時のラッピング

取り出した時、ほんのり革のような匂いがします。薬品臭くなく個人的には心地がいいです。取り出してまず感じたことは、高級感がるということです。オレンジの部分はスウェードで大変触り心地が良く、ダークブラウンの部分は合皮ですがしっかりしていて、しっとりと手に馴染みます。少なくとも同価格帯(3000円付近)の粗悪な本革製品よりは断然いいです。

色合いは公式サイトの画像のを確認するのが一番いいかと思います。アナザーカラーとしてモスグリーンとダークグレーがあります。

アマネカクラシック開封時

2.2.使い方は簡単

取扱説明書もあるのですが、読まなくてもなんとなく包めるぐらい、包むのは簡単でした。

2.3.ブックカバーとしての機能はどうか?

まず、フリーサイズブックカバーとして、様々なサイズや厚さの本のブックカバーとして本当に使えるかどうか?という疑問点。実際にブックカバーとして使ってみたところ、どのサイズや厚さの本でも問題なく使えます。詳細は次章ので実際に文庫本から菊判までの様々なサイズの本、ハードカバーの本のブックカバーとして使用した写真と感想をまとめています。

読み心地は非常に良い

フリーサイズのブックカバーがメインだと思っていたので、読み心地が良いというのは予想外の収穫でした。

布・革・ビニールと様々なブックカバーを使ってきましたが、アマネカ クラシックはその中でも抜群のフィット感です。

一般に書籍は出版社によって微妙に大きさが異なります(新書が特に分かりやすいかと思います)。また、様々な厚さの本に対応するため、一般にブックカバーは大きめに作られます。そのため、布や革のブックカバーは、ピッタリのサイズの本以外、本が動いて持ちにくかったり、ページがめくりにくかったりする問題点があります

しかし、アマネカ クラシックはどのようなサイズの本でもぴったりの大きさで固定します。そこに、書籍のサイズ、厚さは関係ありません。そのため、表紙とブックカバーが一体になっているような感覚が味わえ、非常に読みやすいです。この点は購入時全く予想していなかったので、非常に満足しています。

3.フリーサイズのブックカバーは本当にほぼ何でも包めるか調べてみた

ブックカバーで包む本一覧

今回、アマネカ・クラシックで実際に包む本棚から適当に選んだ本です。

  • 文庫本異邦人(P)
  • 文庫本すべてがFになる(P)
  • 新書 星の王子様(P)
  • 四六版ソフィーの世界(P)
  • 菊判 紅茶の大辞典(270P)

3.1.四六判の本

やはり一番気になるのは、ハードカバーのブックカバーに使えるかどうかです。

今回選んだ本は’ソフィーの世界’です。四六判のハードカバーで670Pの厚めの本です。

今「四六判」って言いましたけど、実は嘘です。一般に、B6版は12.8 cm x 18.2 cm、四六判は12.7 cm × 18.8 cm。

この本は13.4 cm × 18.8 cm。そして本の販売時の表記は四六版。

つまり、この本は四六版の変形版なのです。何が言いたいかというと、この本にぴったり合うブックカバーは市販されていないのです。

四六版の本へのアマネカクラシックを付けた

合いました!

ぴったり合いました!!

しかも、ダークブラウンと高級感のあるスェードのコントラストが黄金比のようで大変美しいです。この本はブックカバーが付けられなかったばっかりに上部が少し破けてしまっています。

3.2.菊判のブックカバーとして使えるか?

四六判より大きいサイズの本も入るでしょうか?メーカーの正式な対応は菊判までです。菊判は文芸書のハードカバーやビジネス書がこのサイズです。このサイズ帯は出版社によって規格の差異が激しく、ぴったり合うブックカバーがないという点です。菊判と聞いてイメージが湧かない方はハリーポッターのサイズです、と言えば分かりやすいでしょうか。

このサイズ帯はブックカバーが殆ど無く、買ってもゆるゆるだったり、逆に入らなかったり非常にトラブルが多いです。

今回は270Pの紅茶の大辞典という本のブックカバーとしてアマネカ・クラシックを使いました。

菊判の本をアマネカ・クラシックで包んだ

高級感のある黒とスウェードのオレンジのバランスが良く映えます。バンドはかなり端に寄っていますが、読んでいてずれたり、外れたりすることはありません。想像以上にキチッと入って、読んでいる時皮がダボついたりすることもありません。

3.3.新書サイズ

新書サイズは’星の王子さま(175P)’をチョイス。新書で平均よりやや薄いくらいの本です(新書の平均は200ページ)。

新書をアマネカクラシックで包んだ

表面はオレンジとダークブラウンの配色がきれいなのですが、横から見た時の折り返しの厚みが気になります。

初めの数ページを読む時はごわごわ感がありました。しかし、新書にアマネカ・クラシックがしっかりフィットしているので、本がずれてしまうことはありません。そのため、数ページ読むと慣れてくるのかブックカバーの折込部の持つ違和感を感じなくなりました。

問題はこれよりも小さく薄い文庫のときです。

3.4.文庫本サイズ

文庫本は薄めな’異邦人(150P)’とやや厚めの’すべてがFになる(500P)’を用意しました。

アマネカ・クラシックで文庫本を包んだ

表紙側から見ると皮の黒い部分が大部分を占めます。黒皮の部分は持った時、しっとりと手に馴染みます。

問題は折り返しの部分ですね。特に薄い文庫本である異邦人の場合は明確です。折り返しの部分は厚く、ブックカバーをつけると本の厚さが2倍になっています。そのため、(個人の感想ですが)初めの数十ページと終盤の数十ページは読みにくかったです。また、薄い文庫本の場合、折り返し部分が根本深くまで入り込むので、ずっとつけていると本の根元を傷めないのか心配です。

逆に、厚めの文庫本の場合は読みやすいです。新書の時と同様、読み始めはごわごわした感じがしますが、そのうち気にならなくなります。

また、開封したばかりの品なので皮の部分がよく馴染んでいないのもあるかもしれません。しばらく使い続けて見ようと思います。

<追記>使って約2ヶ月立ちました。300ページを超える文庫本には非常に使い勝手が良いです。厚ければ厚いほど使い勝手は良くなり、他に代替できるブックカバーもないので大変重宝しています。薄い文庫本には相性が良くありません。最近ではより折込が薄い、アマネカ ネオを買ったのでそれを使っています。

4.アマネカ クラシックのデメリット

今まで比較的良い点をピックアップしてきました。アマネカ クラシックを実際に使って気なったところをまとめました。

4.1.折込部分に厚みが生じる

フリーサイズブックカバーの構造の都合で折込部分にはどうしても厚みが生じます。

この厚みの感じ方は個人差があると思います。読書好きの友人数人にアマネカ クラシックを使ってみて貰ったところ、厚みの感じ方には個人差がありました。普段ブックカバーをつけない人は折込の厚みに違和感を感じる方が多かったです。一方で、しばらく使うと、ブックカバーが本に馴染むのか、また、厚みに慣れてくるのか、折込が気にならなくなる方が殆どでした。

先程も言及しましたが、薄い文庫本のブックカバーとして使う場合、相対的に折込部分が厚く感じてしまいます。一方で、

ジェコルもこれを分かっているのか、後続のアマネカシリーズは折込が薄くなる工夫がされています。

最薄なのがアマネカ ビビ()で約40%薄くなっています。後続のアマネカ カスタム()とアマネカ ネオ()は約35%程薄くなっているそうですが、体感的にはアマネカ ビビと同じほど十分に薄くなっています。

4.2.本の大きさにブックカバーが馴染むのに少し時間がかかる

どちらかと言うと本革と同じような感じです。

別のサイズの本にアマネカ クラシックを架け替えた直後だと、本にブックカバーが馴染んでいなため、端が少し浮いた感じになります(先程の厚みを感じる理由の一つです)。

しばらく経つと、本にブックカバーが馴染むため、本来のフィットの良さが発揮され大変読みやすくなります。

また、布製や紙製(と一部の革製)のブックカバーは織り込んだ部分が跡に残ってしまい、使えば使うほど折り目で表面が汚くなる、ということが起こります。しかし、アマネカ クラシックは数ヶ月使った時点では本に沿って折り目が付くことはありません。

4.3.はと目の部分が気になる。

鳩目の部分は金具になっており、ブックカバーの全体のデザインと調和して、高級感を高めています。しかし、本の部分と鳩目の部分を強く押さえつけると本に跡がつく可能性があります。

アマネカクラシックのハトメ部分

そのため、鳩目の部分を覆う保護シールが添付されています。しかし、全部色が黒で、オレンジのスェードの部分の鳩目にも黒色のシールを貼らないといけません。

オレンジのスェードの部分は触り心地も色も大変良いので、黒シールは残念に感じてしまいます。できれば、オレンジの保護シールを付けて欲しかったです。

<追記>黒シールへの不満を述べましたが、普段目にするところではないので、アマネカ クラシックを使っていて気になったことは今のところありません。また、外から見て保護シールが見えることはないので、美観を損ねることはありません。